【GOAT】武尊が地上波中継のゲスト解説に決定「格闘技業界が一つになって盛り上がっていく、この大会はそれが実現できる大会だと思うので期待しています」

お知らせ

2025年10月30日(木)東京・後楽園ホールで初開催される新キックボクシングイベント『GOAT(GREATEST OF ALL TIME)』の記者会見が、9月29日(月)都内にて行われた。

11月1日(土)、全国6局ネット(テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビ北海道、テレビせとうち、TVQ九州放送)で16:00から17:15の枠での地上波放送も決定。この番組でゲスト解説を務めることが決まった、武尊が記者会見に登壇した。

「今回、解説に指名していただきました武尊です。第1回目の大会ということで、呼んでもらえたのは凄く嬉しいし、僕も小さい頃から格闘技を地上波のテレビで見てきて、そこで格闘技っていうものを見つけて、そこから夢をもらって今の立場まで来れました。

今、ネットが普及してきて、いろいろな人が見れて、世界中で同じ時間に見れて便利は便利なんですけれど、やっぱり格闘技は興味のある人が探して見る、他のジャンルもそうですけれど、自分が興味あるものを探して見る時代になってきていて、なかなかパッとテレビをたまたまつけて、面白そうだと思って見るっていうのがなくなってきてるというのもあって。

僕が現役をスタートした頃ぐらいから、地上波でK-1の放送がなくなってしまい、ずっと地上波で試合をしたいっていうのを目標にやってきていたところもあったので、こうしてキックボクシングがまた地上波で放送されるのは凄く嬉しいことだし、その第1回目の大会、僕は出場しないんですけれど、ゲスト解説として出演させていただけるというのは嬉しく思っています」と挨拶。

続いての質疑応答では、このフェスに期待すること、これから日本のキックボクシングはこういうことを目指していって欲しいと思うことは何かと聞かれると、次のように答えた。

「キックボクシングフェスということで、団体ではなくて、イベントとしていろいろな団体から選手が出てこられるっていうのは、僕もずっとやりたい選手と出来なかったりとか、団体が違うことで叶わなかったカードだったり、そういうことがあって。

団体があるのは格闘技界としては大事なことだし、それぞれの団体があってそれぞれのストーリーがあるのが大事なんですけれど、団体同士の対決っていうか、それこそ『THE MATCH』の前までは特に他団体との交流がほぼなかったので、それからちょっとずつ交流戦が増えてきたんですけれど、どっちかのホームでやってどっちかがアウェーでやってという試合ではなく、キックボクシングフェスとして、どっちもホームじゃない状態で、どっちが強いか決める試合ができると思う。

それをしかも地上波で、格闘技を見たことがないような人たちにも届けられるっていうのは、僕的には嬉しいことです。僕は今ONEに上がってますけれど、世界中の強い選手、やりたい選手とみんなが出来るような格闘技界になってもらえれば。僕は、敵は格闘技業界ではなくて他の業界だと思っているので。他のスポーツだったり、エンターテインメントに負けないような、そういうムーブメントを起こすためにも、今、格闘技業界が一つになって、強い選手同士で戦って、盛り上がっていくのがいいのかなと思っています。この大会はそれが実現できる大会だと思うので、凄く期待しています」

続いて、解説者として今大会の見どころも話した。

「同じジムの松倉信太郎に関しては、タイトルマッチということで、ずっとISKAのベルトが欲しいと言っていたし、世界に挑戦したいってずっと言ってたので、この大会でタイトルマッチが出来るのは凄く面白いし、そこは見どころだと思います。龍聖選手と那須川選手も、自分の団体を背負ってこの舞台に出てきて海外の強豪と戦うので、面白いカードがたくさんだなという印象。他のカードも楽しみです」

武尊は以前から、団体の垣根を取り払って日本vs.世界の戦いをしたいと話していた。もし、ONEとの契約で許されるのなら、自分もGOATに出たいとの気持ちはあるか、との質問には次のように答えている。

「そうですね。格闘技界を一つにしたいってずっと言ってきて。『THE MATCH』がきっかけで交流戦も増えたし、僕は海外で今ONE Championshipに行ってるんですけれど、そこにも選手が集まっていて。今はONEに僕が倒したい相手がたくさんいるので戦ってますけれど、もしこっちにも魅力的な選手がいたら、どうなるか分からないかなというのはあります」と、戦いたい相手がいるかどうかによるとした。

かつてのライバルである那須川天心の弟・那須川龍心の試合を解説することに、何か想いはあるかと聞かれると「天心選手の弟ってみんなに言われてますけれど、その肩書きが必要ないぐらいに強いと思っていますし、僕は一選手として見ているので特別な感情は持たないようにしています」と、ニュートラルに見られると話した。

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